【少年野球の審判で失敗?】メリットとデメリットを元甲子園球児が徹底解説

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【少年野球の審判で失敗?】メリットとデメリットを元甲子園球児が徹底解説
お父さん
お父さん

小学3年の息子が少年野球をやっています。

息子が高学年になったら審判をやらないといけないみたいです・・・。

野球未経験なので自信がありません。

審判について情報があれば教えてください。

今回は、こんな疑問にお答えします。

本記事の内容
① 少年野球の審判とは?

② 少年野球の審判が嫌になった具体例

③ 少年野球の審判の注意点と対策

実は、野球少年の保護者で審判について悩んでいる方は非常に多いです。

なぜなら、野球のルールは複雑で野球経験がない父親には負担が大きいから。

少年野球の保護者には、様々な任務があります。

その中の1つが審判。

子供が少年野球をやっている限り、必ずぶつかる壁です。

自分は、小学校3年から野球を始めて野球歴は30年以上。

高校時代には甲子園にも出場しました。

親となってからは少年野球のコーチを5年間務めた経験が強みです。

しかし、少年野球では多くのトラブルや悩みに直面し、何度も挫折や失敗を繰り返してきました。

この記事では、自分の経験をもとに少年野球の審判について解説します。

この記事を読めば、少年野球の審判の注意点と対策が分かり、自信を持って審判をできるようになります。

少年野球の審判とは?

少年野球では、子供が高学年になると保護者も何らかの係をやるようになります。

その中の1つが審判です。

自分がコーチを務めたチームの保護者会では下記のような係がありました。

役割具体的な仕事内容負担の大きさ必要な人数
父母会長・副会長全体の統括・監督との調整大変3人
会計・書記月謝の集金・書類作成普通2人
審判係公式戦・練習試合の審判大変5~7人
道具係道具の運搬・補充3人
お茶当番班長お茶当番の日程調整微妙2人
配車係配車調整大変3人
写真係大会・練習の写真撮影2人

この中でも審判は不人気の係です。

必要な人数は1番多いので決めるのが大変。

基本的には野球経験者の父親にお願いすることが多いです。

それでも足りない場合は、未経験の父親にもやってもらうしかありません。

【野球の審判が難しい理由】

ルールが複雑

プロ野球でもリプレイ検証が導入されているほど微妙な判定が多い

少年野球の難しいルールはこちらの記事で紹介しています。

このルール、あなたは知っていましたか?

【少年野球】ほとんどの人が知らないルール?これを知っていれば試合で大活躍間違いなし

審判を動画で勉強したい方にはこちらがおすすめです。

少年野球の審判の仕事

少年野球の審判をやるには資格が必要です。

資格を取得するには、審判講習会に参加します。

審判講習会では、基本的な内容しか教わらないので自主的に勉強しないといけません。

自分のような野球歴30年以上でも知らないルールがたくさんあります。

野球のルールを知れば知るほど面白くなるのも事実です。

少年野球の審判の仕事
練習試合、公式戦の審判

審判講習会への参加

審判会議への参加

審判道具の管理

少年野球の審判講習会

審判講習会には、初級、中級、上級と3種類の講習があります。

受講基準講習内容
初級初心者審判の服装
持ち物
基本的なルール
審判としての心得
中級審判経験10試合未満各塁審の立ち位置
基本姿勢と動き
上級審判経験10試合以上複雑なケースの判定と判断の仕方

審判を経験しながら徐々に成長していくシステムです。

各地域には必ずベテラン審判がいるので分からないことは教えてもらいましょう。

自分は上級まで受講していますが、まだまだ知らないルールがあります。

自分はこちらの本で勉強しました。

微妙なプレーでは、判定の根拠を説明しなければいけない場面もあります。

少しづつ勉強を積み重ねましょう。

少年野球の審判のメリット

デメリットが多い少年野球の審判だが、メリットもあります。

  1. 野球のルールに詳しくなる
  2. 審判講習会等を通して顔が広くなる
  3. 運動不足を解消できる

審判をやると野球のルールに詳しくなる

野球のルールは、知れば知るほど面白くなります。

子供にルールを教えることもできるのも魅力です。

野球は頭を使うスポーツなので、ルールを知っているかどうかで勝敗が決まることもあります。

有名な故野村監督もID野球を提唱していたのは有名です。

審判講習会等を通して顔が広くなる

試合の主審を務めるような人は、その地域の野球界に太い人脈を持っていることが多いです。

審判講習会に行けば、他チームの保護者や審判会の有名人と知り合います。

顔が広くなることで、自分の子供の進路に活きることもあるでしょう。

自分も父親が審判をやっていたおかげで、中学の硬式練習場を紹介してもらいました。

硬式練習場へ通ったおかげで、高校へは推薦入学で入ることができました。

結果論ではありますが、念願の甲子園出場を果たすことができたのは、父親が審判をやったおかげかもしれません。

運動不足を解消できる

少年野球の保護者は、30代~40代が多いでしょう。

その年代は、運動不足や健康管理が問題となりやすいです。

少年野球の審判をやれば、丁度良い運動になります。

仕事をしている平日に運動できる人は少ないので、運動不足の解消にはおすすめです。

少年野球の審判のデメリット

少年野球の審判にはデメリットが多数あります。

これが多くの父親から敬遠される理由です。

  • 大会の審判に派遣されれば我が子の試合を見れない
  • 真夏の審判は体力を消耗する
  • ジャッジを間違えれば罵声をあびることがある

大会の審判に派遣されれば我が子の試合を見れない

審判の資格を取れば、自分の子供が所属するチーム以外の試合でも審判をやることになります。

自分のチームは他の会場で試合をしていて見れないことも・・・。

我が子のプレーを見るのが楽しみの少年野球のはずなのに本末転倒です。

せっかく自分のチームが休みでも父親だけは審判に行かなければいけないことも。

家族で出掛けるチャンスが潰れてしまいます。

真夏の審判は体力を消耗する

1日に2試合の審判をやることもあります。

真夏に2試合は体力的に厳しいです。

熱中症にならないように注意が必要です。

平日は仕事、週末は審判では、体を休めることができません。

ジャッジを間違えれば罵声をあびることがある

少年野球といえども公式戦となれば真剣勝負です。

ミスジャッジをすれば保護者からはクレームが出るし、子供にまで責められることもあります。

最近の子供は、プロ野球選手が審判に暴言を吐くのを見て真似する子がいますので。

野球のプレーは微妙なものが多いです。

プロ野球でもビデオ判定が始まるくらいなので。

審判は難しくて当たり前です。

少年野球の審判が嫌になった具体例

野球経験がない父親が、嫌々審判をやって辛い思いをしたエピソードを紹介します。

Aさんは子供が5年生になった時に審判係に入りました。

Aさんは野球未経験です。

本人は嫌だったが、監督に依頼されて仕方なく入りました。

審判講習会にも出席し、独学で勉強もするくらい真面目な方です。

練習試合の審判をそつなく出来るようになったので、公式戦にもチャンレンジすることになりました。

Aさんの審判デビューは、強豪チーム同士の試合で保護者の熱も高いチームでした。

Aさんは3塁の塁審を任されました。

試合は1対0で最終回、負けてるチームの最後の攻撃で2アウト満塁の逆転チャンス。

バッターは左バッターでカウントは3ボール、2ストライク。

最後の1球、バッターはスイングを途中で止めました。

どう見ても、ハーフスイングです。

しかし、主審は3塁の塁審であるAさんを指差しました。

Aさんは何のジェスチャーもしません。

グラウンドの空気が止まりました。

主審がタイムを取り塁審を集めます。

Aさんは塁審がハーフスイングの判断をすることを知りませんでした。

つまり、そこに着目して見ていなかったんです。

主審の判断でノースイングとなり、押し出しで1点が入りました。

守備側のチームの保護者からAさんに向けて野次が飛びます。

「しっかり見てろ」「野球を知らないのに審判やるな」「負けたらお前のせいだぞ」

しかし、

次のバッターもデッドボールになり押し出しでサヨナラ負け。

Aさんに向けて更に野次が飛びます。

「お前のせいで負けた」「審判やめろ」

最終的には選手からも野次が飛び始めました。

Aさんはその日以来、少年野球に顔を出しませんでした。

少年野球の審判の注意点と対策

少年野球の審判を嫌がる父親は多いです。

しかし、簡単に逃げることはできません。

子供のためにもやらなければいけないことが多いでしょう。

野球経験がない父親でも前向きに審判を取り組めるような対策を紹介します。

  • ジャッジは自信を持って大きな声を出す
  • プロ野球の試合を見て勉強する
  • 審判ノートを作る

ジャッジは自信を持って大きな声を出す

人は間違いをするのは当たり前です。

審判だってミスはします。

それを踏まえて自信を持ってジャッジしましょう。

ジャッジは大きな声を出し、ブレないことが重要です。

ミスをしても、「真剣に判断した結果」であれば仕方ありません。

自分の判断を毅然とした態度で貫き通しましょう。

しかし、自分でも明らかに間違えてしまったと、すぐに気づいた場合はタイムを取り主審や他の審判を集めて協議する方法もあります。

協議の結果、判定を変えても大丈夫です。

プロ野球の試合を見て勉強する

審判として成長するには、いかに多くのプレーを見てジャッジするかです。

経験が大切です。

しかし、実際に審判をするには限度があります。

プロ野球であれば毎日のようにテレビで見ることができます。

少年野球よりも難易度が高い判定を必要をするプレーも多いです。

審判の動きや立ち振る舞いを見ることもできます。

プロ野球の視聴方法はこちらの記事が参考になります。

【2024年最新】DAZNとスカパー!プロ野球のサブスクはどっちがおすすめ!?メリット・デメリットを元甲子園球児が徹底解説

審判ノートを作る

人間はどうしても忘れてしまいます。

審判をやれば、多くの気づきがあります。

子供が上達するヒントを見つけることも多いでしょう。

審判として成長するために、「審判ノート」を作ることをおすすめします。

子供が野球ノートを書くのと同じです。

野球ノートはこちらの記事で詳しく解説しています。

【野球ノートは必要?】メリットと書き方を元甲子園球児が教えます!

野球未経験の父親に少年野球の審判は負担が大きい

この記事では、少年野球の審判について解説しました。

野球経験者なら大丈夫ですが、未経験のお父さんにとっては負担が大きいでしょう。

仕事と時間に余裕があれば、チャレンジしてみるのも良いと思います。

きっと子供も喜ぶでしょう。

しかし、仕事が忙しく時間が取れない方は、避けるべきです。

避けると言っても、チーム内での立場もあるので難しいのが現実だと思います。

審判以外の部分でチーム運営に積極的に関われば責められることもないでしょう。

少年野球の保護者は他にも負担となるものが多くあります。

子供のために頑張らなければいけませんが、無理をしないようにしましょう。

父親と母親のよくある悩みを解決する記事を多数用意しています。

ぜひご覧ください。

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