【野球のセンスとは?】少年野球で伸びる子と親の特徴について元甲子園球児が徹底解説

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【野球のセンスとは?】少年野球で伸びる子と親の特徴について元甲子園球児が徹底解説
お父さん
お父さん

息子が少年野球チームに入って頑張っています。

ただ、息子が野球に向いているのかどうか分かりません。

野球センスってよく聞くけど、どういう感じですか?

息子は楽しそうに野球をやっているので応援したいと思います。

今回は、こんな疑問にお答えします。

本記事の内容
① 野球センスとは?

② 野球に向いている性格とは?

③ 野球に向いている体とは?

④ 野球に向いている人の特徴とは?

⑤ 野球が伸びる子の親の特徴

⑥ 実際に野球が伸びた選手の特徴(体験談)

この記事を書く自分は、小学3年生から野球を始めて野球歴は30年以上です。

高校時代には甲子園にも出場しました。

野球少年2人の父親であり、少年野球のコーチを5年務めた経験もあります。

今までに選手として、指導者として、父親として何度も壁にぶつかり乗り越えてきました。

一緒にプレーした仲間の中には、全国的に有名になった選手や社会人野球でプレーした選手もいます。

野球が上達する人の共通点も分かりました。

実は、野球少年の保護者で野球が伸びる子の特徴を知りたい方は多いです。

なぜなら、甲子園やプロ野球選手といった子供の夢を応援したいから。

少しでも子供のためになる情報を得て、野球の上達へ繋げたいと考えるのは当たり前です。

野球経験者なら知識がありますが、未経験の保護者にとってはネットで情報を得ることは重要です。

この記事では、自分の経験を元に野球が伸びる子の特徴を紹介します。

この記事を読めば、野球に取り組む子供にとって理想的な保護者になることができます。

少年野球の有益な情報をまとめた記事はこちらです。

【2024年最新】少年野球の保護者が知って得する豆知識10選を元甲子園球児が徹底解説

この記事の結論

「野球センス」とは性格や身体の特徴を総合的に見て使われている言葉である

野球が伸びる子の共通点は野球が大好きであること

野球が伸びる子に「習得の早さ」は関係なく、失敗を恐れずにチャレンジできることの方が重要

野球が伸びる子の親の共通点は子供を信じ認めていること

野球センスとは?

「野球センス」という言葉の意味は人によって解釈が違います。

はっきりとした定義がないため説明できる人はいません。

一般的には下記で説明する「性格」、「身体」、「特徴」が野球に向いている子に「野球センスがある」と言われることが多いです。

野球が伸びる子の最大の共通点は「野球が好き」であること。

その気持ちがあるだけで、自主的に練習にも取り組みます。

お子さんの「野球が好き」という気持ちがどの程度なのか確かめてみましょう。

野球に向いている性格とは?

  • 負けず嫌い
  • 素直
  • 協調性がある

負けず嫌い

野球をやっていると様々な勝負があります。

自分の中の弱い心との戦い、チーム内でのレギュラー争い、相手チームとの戦いなど。

勝負する上で大切なのは「負けたくない」、「負けたままでは嫌だ」という気持ちです。

この気持ちが母体となり人は努力します。

負けず嫌いの選手は必ず上達する。

素直

素直な性格は上達への1番の近道。

逆にプライドが高すぎると大きな障害になります。

指導者も人間です。

指導したことを素直に受け入れる選手の方が可愛い。

素直な人が野球に向いているのは間違いありません。

協調性

野球は団体競技です。

試合はもちろんですが日頃の練習も仲間とプレーする。

自己中心的な人では仲間と一緒に野球はできません。

試合でも自己犠牲のプレーをしなければいけない場面が多々あります。

チームプレーが出来る選手が野球に向いている。

野球に向いている体とは?

  • 体が大きい
  • 足が速い
  • 怪我に強い
  • 肩が強い

体が大きい

体が大きい方が速い球を投げることができ、打っても遠くに飛ばせる。

ピッチャーをやれば三振を取ることができるし、バッターならばホームランを打つことができる。

体の大きさは天性のものが大きい。

同級生と比較して体が大きな子は野球に向いていると言えます。

しかし、体が小さくても野球では生きる道があるので悲観することはありません。

一般論では小さいと不利なのは変わりませんが、努力次第でカバーすることはできます。

足が速い

野球選手で足が速い人は大きな武器になります。

バッティングや守備の技術が劣っていても足が速ければ「代走」で試合に出場することができる。

強いチームほど「機動力野球」を取り入れています。

足が速い選手はどのチームも欲しい選手であることは間違いありません。

怪我に強い

プロ野球では良い選手の条件の1つは体が強い選手。

プロ野球選手の引退の理由は、体の怪我がほとんどです。

怪我をしにくい体作りが非常に大切であることが分かります。

既に引退してしまいましたが阪神タイガースでプレーした鳥谷選手はデッドボールで鼻を骨折しながらも試合に出て「鉄人」と言われていました。

怪我に強い選手は野球に向いています。

肩が強い

肩の強さも天性のものがあります。

努力でもある程度はカバーできますが、1級品の肩がある選手には負ける。

野球のレベルが高くなるほど肩の強さは必須になってきます。

肩が弱いためにプロ野球選手を諦める人がいるくらいです。

野球に向いている人の特徴とは?

  • 観察力がある
  • 自分で考えて行動する
  • 周りに流されない

観察力がある

野球は上手い選手を見て真似することで上達します。

野球が伸びる子は、上手い選手を見つけるとずっと見ている。

上手い選手から身体の使い方を盗み、自分のものにしていきます。

観察力が優れている子は小学生のうちから勝手にやっている。

自分で考えて行動する

野球が伸びる子の特徴として自分で考えて練習する子が多い。

親や指導者が「練習しなさい」と言う必要がないくらい勝手にやります。

そこには「野球が好き」、「もっと上手くなりたい」という強い気持ちがあるから。

子供のうちは何でも親に聞く子が多いですが、野球が上達する子は自分で考えて行動します。

そこで失敗することは問題ありません。

失敗を糧にしてまた、自分で考えて行動していくから。

こんな子供は野球に向いていると言えます。

周りに流されない

子供のうちは周りに流されてしまう子が多いですが、野球が伸びる子は流されないという共通点があります。

例えば、練習中に監督が目を離すと遊び始める子供がいます。

徐々に遊ぶ子供が増えていっても、黙々と練習をしている子が伸びる子です。

一緒に遊ぼうと誘われてもキッパリと断ることができます。

そういう選手はキャプテンに選ばれてチームを引っ張っていくことになる。

周りに流されない選手は野球に向いています。

野球が伸びる子の親の特徴

野球が伸びる子の親の特徴
子供を信じ認めている

子供よりも前に出ず後ろで見守っている

野球が好き
野球が伸びない子の親の特徴
子供との距離感が近すぎる

他の子供を否定する

子供に無関心

自慢をする

野球が伸びる子の共通点として保護者の存在があります。

子供は親の背中を見て育つと言われる。

本当にそのとおりで、良い親を持つ子は野球が伸びていくケースを何人も見てきました。

子供を信じ認めている

親は子供の1番の理解者です。

世界中のすべての人が敵となっても親だけは味方でいることを伝えるようにしましょう。

その安心感が子供の成長へと繋がります。

野球が伸びる子の共通点は、親子の絆が固いことです。

子供よりも前に出ず後ろで見守っている

子供の野球に熱い保護者の中には、トラブルメーカーも多い。

チーム運営に口出ししたり、監督の指導に文句を言ったり。

野球が伸びる子の親は、絶対にそんな事はしません。

子供のプラスになるわけがないって分かっているから。

チームの仕事や雑用は積極的に参加しますが、必要以上のことはせずに後ろで温かく見守っているタイプの保護者が多いです。

野球が好き

野球が伸びる子の親も野球が好きな人が多い。

親が好きなスポーツの方が子供も頑張れる。

家庭でも野球の話でコミュニケーションを取れる。

野球の知識がなくても大丈夫。

子供と一緒に成長していこうという気持ちだけで十分です。

実際に野球が伸びた選手の特徴(体験談)

自分の野球経歴の中で実際に出会った人のエピソードを紹介します。

それぞれの時代ごとに4人を紹介しますが、共通するのは自分以上の「野球バカ」だということ。

本当に今でも尊敬しています。

自分の大切な友人です。

少年野球時代の同級生

A君とは同じ時期に少年野球を始めました

A君は野球が大好きで、学校でも野球の参考書を読んでいるような少年でした

帰宅後は一緒に野球で遊び、夜は家で自主練をお父さんと一緒に毎日やっていました

しかし、小学6年生の時にA君のお母さんが病気で亡くなりました

それからはお父さんが母親代わりにもなってA君を育てていましたが、以前のように野球の練習への協力は出来ませんでした

自分は「このままA君は野球から離れてしまうのかな・・・。」と感じていました

しかし、A君は親の協力がなくても野球を続けました

小学生ながら自分で弁当を作ったり、練習場所まで自転車で来たり片親のハンディキャップに負けませんでした

野球の練習でも「お母さんの分まで」という気持ちで人の2倍は努力したそうです

A君は甲子園こそ出場できませんでしたが大学の強豪校に入り神宮球場でプレーしました

中学野球時代の同級生

B君は硬式の野球練習場で出会った同級生です

B君は練習の虫でした

自宅から8キロある練習場まで1キロの重りを持ちながら走って通っている選手でした

初めは不思議な奴だなと思って見ていましたが徐々に触発されて真似する選手が増えていき、ほとんどの選手が走って通うようになりました

改めてカリスマ性のあった選手だなと感じます

B君は周りに絶対に流されない選手でした

中学生というと1番ふざけやすい年頃

冬の体力トレーニングの練習中にふざけながら練習をしていてコーチに怒られたことがありました

もちろんB君だけは真面目にやっていたので怒られていません

自分達はコーチが呼びに来るまでずっと走っていろと言われ夜の11時ごろまで走り続けました

練習の終了時間は9時

コーチが呼びに来てグラウンドに戻ると、B君が自分達を待っていてくれました

コーチは帰るように言ったらしいですが、「仲間だから待っている」と言ったらしい

このB君の人間性にも大きな刺激を受けたのは言うまでもありません

B君は野球の強豪校に進学し、選抜甲子園まであと1勝というところまでいきました

身体の怪我により野球は高校までで辞めてしまいましたが尊敬できる野球人でした

高校時代の同級生

C君は高校野球部の同級生

甲子園に出場したチームのエース

C君は自分にも他人にも厳しい選手でした

優しいだけじゃダメなんだなっていうことを教わりました

同級生に厳しいことを言うためには、自分がそれ以上やっていないと言えません

C君は努力の塊のような選手でした

C君の厳しさがなかったら甲子園には行けなかったと思います

C君は大学進学後にプロ野球選手となりましたが、怪我により数年で引退してしまいました

現在は子供達に野球を教えています

少年野球コーチ時代の教え子

最後はコーチになってから出会ったD君

D君は自主性が長けている選手でした

親の携帯を借りてYouTubeで参考になる動画を探し自主的に練習をしていました

お母さんに聞いたところ、家でも動画を見ながら1人で練習しているようでした

自主練習は1日も欠かしたことがないようです

現在は硬式のシニアリーグでプレーしてます

県外の強豪校から既に声が掛かっているようで将来が楽しみ

まとめ:野球が向いている子は目標を高く設定しよう

この記事では、野球センスと野球が伸びる子の特徴について解説しました。

野球が伸びる子には共通点があります。

1つでも当てはまったならば野球に熱中して今よりも更に高いレベルを目指すことをおすすめします。

野球の上達には体作りが必要不可欠です。

メジャーで活躍している選手を見れば納得するでしょう。

身長体重
大谷 翔平193センチ97キロ
山本 由伸178センチ80キロ
吉田 正尚173センチ85キロ
菊池 雄星184センチ100キロ
前田 健太182センチ81キロ
千賀 滉大186センチ92キロ
藤波 晋太郎197センチ98キロ
鈴木 誠也181センチ98キロ
今永 昇太178センチ86キロ
ダルビッシュ 有196センチ100キロ
松井 裕樹174センチ74キロ

野球選手は体が大きい方が有利であることは確かです。

ただ普通に生活しているだけでは無理でしょう。

「成長期」を上手く活かして努力しなければいけません。

背が低い子だけでなく、大きい子でも努力することでメジャーリーガーのような体格に近づきます。

甲子園で「プロ注目」と言われるような選手も立派な体つきの選手ばかりです。

体作りには身長成長サプリがおすすめです。

実際に効果があった、おすすめのサプリはこちらの記事で紹介しています。

背が伸びるチャンスは限られています。

今、行動せずに後悔することがないようにしましょう。

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