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- バッティングが良くならない
- 試合でヒットを打ちたい
- スランプから抜け出せない
今回は、このような悩みについて解説します。
バッティングは難しいですよね。
特に、子供に教えるは難しいです。
とはいえ、試合でヒットを打つお子さんの姿が見たいですよね。
しかし、むやみに練習してもバッティングは良くなりません。
時間を無駄にするだけです。
バッティングが良い選手には、3つの共通点があります。
基本的なことですが、意外と忘れてしまっている選手が多いです。
この記事を読めば、お子さんのバッティングが生まれ変わります。

【少年野球】ヒットを打つコツ

- 脱力
- レベルスイングでインサイドアウト
- ボールを最後まで見る
バッティングは、確率をどれだけ上げれるかがポイントになります。
確率を上げるためのポイントが上記の3点です。
バットの握り方

- バットの握り方で大切なこと
- 手のひらで握らずに指で握る
両手の中指、薬指、小指で握る
ボールが当たる瞬間に力を入れる
球が速い時は短く持つ
バットの握り方を意識するだけで打球の強さや飛距離が変わります。
初めは振りにくいと感じる子もいますが、徐々に慣れてくるでしょう。

指で握った方がバットに力が伝わりやすいよ!
特に力を入れやすいのが中指、薬指、小指なんだよ。
子供に教えるには、ロープで綱引きをさせると分かりやすいです。
手のひらで握った場合と指で握った場合を比較させましょう。
次に、親指と人差し指で握った場合と中指、薬指、小指で握った場合を比較しましょう。
低学年の子でもしっかり分かります。
高校球児やプロ野球選手にも、この握り方の選手が多いです。
バッティングの構え
- バッティングの構えで大切なこと
- 力まない(脱力)
ボールを見やすい
タイミングを取りやすい
1つに固執しない
バッティングの構えは、バッティングのスタートです。
50メートル走もスタートの構えがダメだと良いタイムが出ませんよね。
バッティングも同じです。
良い構えがあってこそ、良いバッティングができます。
良い構えというのは、人それぞれです。
背が大きい人もいれば、小さい人もいますよね。
人それぞれ感覚も違います。
共通点は、脱力できてボールが見やすいことです。
脱力
子供によくあるのが、構えの時点で力んでしまうこと。
力んでしまうと、バットがスムーズに出なくなります。
バッティングで力を入れるのは、インパクトの瞬間だけです。
インパクト以外は、いかに脱力できるかを追求しましょう。
自分に合った構えを見つけるまで色々試してみる
構えを1つに絞る必要はありません。
複数あった方が良いです。
なぜなら、バッティングにはスランプがあるからです。
構えが違うということは、スタートが違うので感覚が変わります。
スランプで悩んでいる時は、気分転換にもなります。
ピッチャーのタイプによって、使い分けましょう。
ボールを見やすい構え
ボールの見やすさは、構えのスタンスで変わります。
スタンスは、大きく3つに分かれます。
- クローズドスタンス
- レギュラースタンス
- オープンスタンス
オープンスタンスが1番ボールを見やすいです。
その理由は、両目でピッチャーを見ることができるからです。
3つのスタンスをすべて試し、自分に合ったスタンスを見つけましょう。
スタンスだけでも感覚は全然変わります。
タイミングを取りやすい構え
構えとタイミングは、連動しています。
良いスイングしてもタイミングがずれていれば、ヒットを打てません。
イチロー選手は「振り子打法」と呼ばれるように、構えの時点でタイミングを取るのが特徴的でした。
しかし、メジャー移籍後は、外国人ピッチャーの速球に対応するために、すり足へ変えました。
このようにピッチャーのタイプによって、構えを変えます。
タイミングは、バッティングの重要ポイントです。
いかにタイミングを取りやすい構えにするかが大切です。
バットの振り方
スイングは大きく3つに分かれます。
- ダウンスイング
- レベルスイング
- アッパースイング
昭和の時代には「ダウンスイングが良い」と指導されていました。
「ボールを上から叩け」という指導が多かったです。
しかし、最近では「フライボール革命」という言葉が流行し、アッパースイングが良いと言われるようになりました。
でも、少年野球にアッパースイングが適しているわけではありません。
ソフトバンクの柳田選手がアッパースイングの象徴ですよね。
柳田選手のような体格とパワーが大前提です。
少年野球は、レベルスイングを習得しましょう。
レベルスイングは、インパクトで地面と平行になるように振ります。
スイングは「バットの軌道」と「バットの出し方」が大切です。
レベルスイングと言うのは「軌道」を指しています。
「バットの出し方」はインサイドアウトが大切です。
ピッチャー寄りの脇を締めて、バットを体の近くから出します。
しかし、子供はインサイドアウトが分かりずらいです。
指導者は、いかに分かりやすく教えるかを追求してほしいですね。
- グリップをボールにぶつける感じ
- バットを体に巻き付かせる感じ
- ボールの内側半分をバットに当てる感じ

経験上、このような表現だと子供は分かりやすいです。
練習は、トスバッティングが有効です。
インコースのボールをピッチャーに返す練習をすれば、徐々に分かってきます。
初めはインパクトの瞬間でバットを止めて、バントのような感じにすると分かりやすいです。
インサイドアウトをマスターすれば、高確率でヒットを打てます。
インコースのボールがファールになってしまっていた人も、インサイドアウトで打てばファールになりません。
体を開かずに、腰を回転させて打ちます。
「インコースのさばきが上手い」という表現をよく使いますが、まさしくインサイドアウトのことです。
【少年野球】ヒットを打つためのバッティング練習

ヒットを打つためのバッティング練習は、変わった練習をする必要はありません。
基本的な練習を少し工夫するだけで大丈夫です。
ティーバッティング
ティーバッティングは、どの少年野球チームでもやっている基本的なバッティング練習です。
- ティーバッティングのやり方
- 2人1組で斜め前方からトスを上げる
バッターはネットに向かって思い切り打つ
主な目的は、バッティングフォームを固めたり、パワーアップのために行います。
ティーバッティングは、工夫しやすい練習です。
- ロングティー
- 広いグラウンドに向かって打つ
遠くに飛ばすことが目的
- 連続ティー
- 10球、20球、30球と球数を決めて連続で打つ
スタンスは広く取り、振ったらすぐにトップの位置を作る
ロングティーは、子供に人気です。
遠くに飛ばすことを目的としているため、競い合いながら楽しく練習できます。
野球を始めたばかりの初心者にもおすすめです。
連続ティーは初心者には難しいですが、徐々にできるようになります。
小学6年生で、50球連続を目標にしましょう。
100球連続で出来れば、トップクラスです。
体が温まるので、冬場の練習にもおすすめです。
ロングティーや連続ティーがある程度できるようになったら、マスコットバットで打ってみましょう。
パワーをつけるには、マスコットバットが効果的です。
フリーバッティング
フリーバッティングは、いかに考えて打つかがポイントです。
- 打つ方向を決める(右方向へ流す、左方向に引っ張る)
- ゴロを打つ(ボールの上っ面を打つ)
- 犠牲フライを打つ
フリーバッティングで練習していなければ、実戦で成功しません。
ただ打つだけなら、誰でもできます。
テーマを持って、フリーバッティングをやりましょう。
ケースバッティング
ケースバッティングは、実戦形式のバッティング練習です。
実際にランナーを付けて、試合と同じように打席に入ります。
指導者がサインを出し、サインプレーの練習をするのもケースバッティングで行うと良いでしょう。
バッターだけでなく、ランナーや守備の判断力を養うことができます。
各選手が次に起こるプレーを予想する力が重要です。
様々なケースで、自分に何が求められているかを判断できるようになりましょう。
- 最終回で1対1の同点、1アウト、ランナー2塁
- ヒットを打てばサヨナラ勝ち
右方向へのゴロならば得点チャンスが拡大
1番悪いのは三振と平凡な内野フライ
絶対にゴロを転がす
こんな感じで考えることができるようになるのが理想ですね。
【少年野球】ヒットを打つにはメンタル強化も必要

バッティングは、メンタル面も重要です。
自信を持ってバッターボックスに立ちましょう。
パワーだけでヒットは打てません。
自信を持つためには、自分の成長を実感することが重要です。
呼吸法やイメージトレーニングを活用することで、緊張やプレッシャーに打ち勝つ強い心を育てることができます。
呼吸法は野球マンガ「プレイボール」でも学ぶことができますよ。
【少年野球】バッティングのQ&A


スランプの対処法を教えて下さい。
野球ノートを作り、感じたことや変えたことなどをメモしておくと役に立ちます。
自分の経験では、スランプになった時の原因で多いのは下記の3つです。
① 体が早く開く
② 前に突っ込む
③ ボールから目を切っている
難しいことよりも、基本的なことが崩れていることが多いです。
過去のスランプが役に立ちます。
スランプを避けることはできませんが、抜け出すための準備をしておきましょう。

バッティングの基本とは何ですか?
バッティングの基本は、センター返しです。
イチローさんは、高校入学時に「センター返しならいつでもできます」と言っています。
WBCの韓国との決勝戦での決勝タイムリーもセンター返しでしたよね。
小学生のうちは、センター返しを徹底しましょう。
センター返しを覚えるには、トスバッティングが効果的です。

バッターボックスの位置は、どこに立てばいいですか?
バッターボックスの立つ位置を工夫すれば、ヒットを打てる可能性が高くなります。
ピッチャーの球が速いと感じたら、キャッチャー寄りに立ちましょう。
ランナーが盗塁する時もキャッチャー寄りに立てば、キャッチャーと2塁ベースの距離を広げることができます。
ピッチャーの球が遅いと感じたら、ピッチャー寄りに立ちましょう。
ベース寄りギリギリに立てば、ピッチャーは内角を投げにくくなります。
真ん中から外寄りの球が多くなるので、狙い球が絞れてヒットを打てる可能性が上がるでしょう。
しかし、内角球のさばきが必須の技術となるのでご注意ください。

球が速いピッチャーの対応方法を教えて下さい。
①バッティングセンターで速いボールに慣れる
②普段よりもポイントを前にする
③ノーステップ打法を活用する
④普段よりも上から叩くイメージで打つ
⑤バットを短く持ち、最後までボールをしっかり見る

エンドランの練習でゴロを打つコツを教えて下さい。
エンドランのサインが出ると緊張しますよね。
ゴロを打つのは難しいです。
相手のピッチャーもゴロを打たれないように投げてくるので。
ゴロを打つ時は、スイングを変えるのではなく、ボールとバットを当てる位置を変えましょう。
スイングは、レベルスイングです。
上から叩こうとすると、軟式ボールの場合は変形してしまうので注意しましょう。
ゴロを打つ時は、ボールの真ん中ではなく、上っ面を打つイメージです。
ボールを最後までしっかり見て打ちましょう。

審判の判定に納得できない時がありますが、どう思いますか?
ストライクかボールを決めるのは主審です。
主審を味方に付けましょう。
主審だって人間なのでミスをすることもあれば、気持ちが動くこともあります。
「審判は神様」という言葉を知っていますか?
審判の判定には、絶対に逆らってはいけません。
イニングの間だったり、打席に入る際に挨拶したり、コミュニケーションを取ることも1つの方法ですね。
【少年野球】3つのコツを意識してバッティング練習に取り組もう
この記事では、少年野球でヒットを打つコツについて紹介しました。
- 脱力
- レベルスイングでインサイドアウト
- ボールを最後まで見る
当たり前のことですが、意外とできていません。
ちょっと意識するだけで、大きく変わるのでチャレンジしてみてください。
練習は「楽しい」、「もっとやりたい」と感じることが重要です。
特殊な練習をする必要はありません。
コツを掴めば必ず打てます。
バッティングは、体が大きい方が明らかに有利です。
ホームランは、パワーがないと打てません。
身長や体重は、努力でカバーできます。
体作りには、サプリメントの活用がおすすめです。
不足する栄養素を補うことができます。
プロ野球選手のような立派な体になるには、低学年のうちから体作りと向き合いましょう。
成長期を逃し手遅れになる前に。