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少年野球の審判は強制ですか?
野球経験がないので自信ないなぁ・・・
子供が少年野球をやっているお父さんで「審判が不安・・・。」という方はいませんか?
じつは、少年野球の審判を嫌がっているお父さんは非常に多いです。
私の友人は、少年野球の審判がトラウマになりました。
しかし、少年野球の審判にもメリットはあります。
この記事を読めば、少年野球のメリットとデメリットが分かります。
少年野球のメリット
① ルールに詳しくなる
② 顔が広くなる
③ 運動不足を解消できる
少年野球のデメリット
① 息子の試合を見れない
② 体力を消耗する
③ 罵声をあびる
少年野球の審判のメリット
敬遠されがちな審判ですがメリットもあります。
私自身も父親が審判をやっていたおかげで甲子園出場という経験ができたと言っても過言ではありません。
審判をやると野球のルールに詳しくなる
野球のルールは、知れば知るほど面白くなります。
子供にルールを教えることができるのも魅力です。
野球は頭を使うスポーツなので、ルールを知っているかどうかで勝敗が決まることもあります。
有名な故野村監督もID野球を提唱していたのは有名ですね。
審判講習会等を通して顔が広くなる
試合の主審を務めるような人は、その地域の野球界に太い人脈を持っていることが多いです。
審判講習会に行けば、他チームの保護者や審判の先輩と知り合います。
顔が広くなることで、自分の子供の進路に活きることもあるでしょう。
自分も父親が審判をやっていたおかげで、中学の硬式練習場を紹介してもらいました。
硬式練習場へ通ったおかげで、高校へは推薦入学で入ることができました。
結果論ではありますが、念願の甲子園出場を果たすことができたのは、父親が審判をやっていたおかげかもしれません。
運動不足を解消できる
少年野球の保護者は、30代~40代が多いです。
あなたは、運動不足になっていませんか?
少年野球の審判をやれば、丁度良い運動になります。
運動不足の解消にはおすすめです。
少年野球の審判のデメリット
野球未経験のお父さんにとって、少年野球の審判は荷が重いですよね。
軽い気持ちで引き受けてしまうと後悔するかもしれません。
大会の審判に派遣されれば息子の試合を見れない
審判の資格を取れば、自分の子供が所属するチーム以外の試合でも審判をやることになります。
自分のチームは他の会場で試合をしていて見れないことも・・・。
息子のプレーを見れないのは本末転倒ですよね。
せっかく自分のチームが休みでも、父親だけは審判に行かなければいけないことも。
家族で出掛けるチャンスが潰れてしまいます。
真夏の審判は体力を消耗する
1日に2試合の審判をやることもあります。
真夏に2試合は体力的に厳しいです。
熱中症にならないように注意しましょう。
平日は仕事で週末は審判、体を休めることができませんね。
ジャッジを間違えれば罵声をあびることがある
少年野球といえども公式戦となれば真剣勝負です。
ミスジャッジをすれば保護者からクレームが出るし、子供にまで責められることもあります。
最近の子供は、プロ野球選手が審判に暴言を吐くのを見て真似する子がいます。
野球のプレーは微妙なものが多いです。
プロ野球でもビデオ判定が始まるくらいなので。
審判は難しくて当たり前です。
少年野球審判の具体的な仕事
少年野球では、子供が高学年になると保護者も何らかの役をやるようになります。
その中の1つが審判です。
自分がコーチを務めたチームの保護者会では、下記のような役がありました。
役割 | 具体的な仕事内容 | 負担の大きさ | 必要な人数 |
父母会長・副会長 | 全体の統括・監督との調整 | 大変 | 3人 |
会計・書記 | 月謝の集金・書類作成 | 普通 | 2人 |
審判係 | 公式戦・練習試合の審判 | 大変 | 5~7人 |
道具係 | 道具の運搬・補充 | 楽 | 3人 |
お茶当番班長 | お茶当番の日程調整 | 微妙 | 2人 |
配車係 | 配車調整 | 大変 | 3人 |
写真係 | 大会・練習の写真撮影 | 楽 | 2人 |
この中でも審判は不人気の係です。
必要な人数は1番多いのに。
人選で揉めることも多々あります。
基本的には、野球経験者の父親にお願いすることが多いです。
それでも足りない場合は、未経験の父親にもやってもらうしかありません。
【野球の審判が難しい理由】
ルールが複雑
プロ野球でもリプレイ検証が導入されているほど微妙な判定が多い
分かりやすく解説してくれます
少年野球の審判をやるには資格が必要です。
資格を取得するには審判講習会に参加します。
審判講習会では、基本的な内容しか教わらないので自主的に勉強しないといけません。
自分のような野球歴30年以上でも知らないルールがたくさんあります。
- 少年野球の審判の仕事
- 練習試合、公式戦の審判
審判講習会への参加
審判会議への参加
審判道具の管理
審判講習会には、初級、中級、上級と3種類の講習があります。
受講基準 | 講習内容 | |
初級 | 初心者 | 審判の服装 持ち物 基本的なルール 審判としての心得 |
中級 | 審判経験10試合未満 | 各塁審の立ち位置 基本姿勢と動き |
上級 | 審判経験10試合以上 | 複雑なケースの判定と判断の仕方 |
審判を経験しながら徐々に成長していくシステムです。
各地域には必ずベテラン審判がいるので分からないことは教えてもらいましょう。
自分は上級まで受講していますが、まだまだ知らないルールがあります。
自分はこちらの本で勉強しました。
微妙なプレーでは、判定の根拠を説明しなければいけない場面もあります。
少しづつ勉強を積み重ねましょう。
少年野球審判の注意点と対策
少年野球の審判を嫌がる父親は多いです。
しかし、簡単に逃げれないのも事実。
野球経験がない父親でも、前向きに審判を取り組めるような対策を紹介します。
- ジャッジは自信を持って大きな声を出す
- プロ野球の試合を見て勉強する
- 審判ノートを作る
ジャッジは自信を持って大きな声を出す
人は間違いをするのは当たり前です。
審判だってミスはします。
それを踏まえて自信を持ってジャッジしましょう。
ジャッジは大きな声を出し、ブレないことが重要です。
ミスをしても、「真剣に判断した結果」であれば仕方ありません。
自分の判断を毅然とした態度で貫き通しましょう。
しかし、自分でも明らかに間違えてしまったと思った場合はタイムをかけ、主審や他の審判を集めて協議する方法もあります。
協議の結果、判定を変えても大丈夫です。
プロ野球の試合を見て勉強する
審判として成長するには、いかに多くのプレーを見てジャッジするかです。
経験が大切です。
しかし、実際に審判をするには限度があります。
プロ野球であれば毎日のようにテレビで見ることができます。
少年野球よりも難易度が高い判定を必要をするプレーも多いです。
審判の動きや立ち振る舞いを見ることもできます。
審判ノートを作る
人間は忘れてしまう生き物です。
審判をやれば、多くの気づきがあります。
子供が上達するヒントを見つけることも多いでしょう。
審判として成長するために、「審判ノート」を作ることをおすすめします。
子供が野球ノートを書くのと同じです。
【少年野球】ノートの書き方と活用術を元甲子園球児が徹底解説!
少年野球の審判が嫌になった具体例
野球経験がない父親が、嫌々審判をやって辛い思いをしたエピソードを紹介します。
Aさんは子供が5年生になった時に審判係に入りました。
Aさんは野球未経験です。
本人は嫌でした。
しかし、監督に依頼されて仕方なく入りました。
審判講習会にも出席し、独学で勉強もするくらい真面目な方です。
練習試合の審判をそつなく出来るようになったので、公式戦にもチャンレンジすることになりました。
Aさんの審判デビューは、強豪チーム同士の試合で保護者の熱も高い試合でした。
Aさんは3塁の塁審を任されました。
試合は1対0の最終回、負けてるチームが最後の攻撃で2アウト満塁の逆転チャンスです。
バッターは左バッターでカウントは3ボール、2ストライク。
最後の1球、バッターはスイングを途中で止めました。
どう見ても、ハーフスイングです。
しかし、主審は3塁の塁審であるAさんを指差しました。
Aさんは何のジェスチャーもしません。
グラウンドの空気が止まりました。
主審がタイムを取り塁審を集めます。
Aさんは塁審がハーフスイングの判断をすることを知りませんでした。
つまり、そこに着目して見ていなかったんです。
主審の判断でノースイングとなり、押し出しで1点が入りました。
守備側チームの保護者からAさんに向けて野次が飛びます。
「しっかり見てろ」「野球を知らないのに審判やるな」「負けたらお前のせいだぞ」
しかし、
次のバッターもデッドボールになり押し出しでサヨナラ負け。
Aさんに向けて更に野次が飛びます。
「お前のせいで負けた」「審判やめろ」
最終的には選手からも野次が飛び始めました。
Aさんはその日以来、少年野球に顔を出しませんでした。
まとめ
この記事では、少年野球の審判について解説しました。
野球経験者なら大丈夫ですが、未経験のお父さんにとっては負担が大きいです。
仕事と時間に余裕があれば、チャレンジしてみるのも良いと思います。
大人になってから新たに学ぶって新鮮ですよね。
きっと子供も喜ぶでしょう。
分かりやすく解説してくれます
しかし、仕事が忙しく時間が取れない方は、避けるべきです。
避けると言っても、チーム内での立場もあるので難しいのが現実だと思います。
審判以外の部分でチーム運営に協力すれば責められることもないでしょう。
正解はありません。
自分に合った形で少年野球の審判と向き合っていきましょう。