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- 少年野球にサインは必要?
- 子供でも覚えやすいサインは?
- サインの種類は何がある?
今回は、このような悩みについて解説します。
子供にサインを教えるのは難しいですよね。
サインプレーには、一長一短あります。
しかし、レベルが高くなればサインプレーは必須です。
小学生のうちからサインに慣れていないと、いつか苦労しますよ。
5年に渡るコーチ生活の中で、小学生に最適なサインを発見しました。
この記事を読めば、子供達が更に野球を楽しむことができます。

【少年野球】サインの使い方

- ポイントサインとフラッシュサインを使う
- サインを間違えても怒ってはいけない
- サインは必要最低限にする
- 指導者と子供達の共通認識が目標
- 練習の合間にクイズ形式で覚える
少年野球は、ノーサインのチームもあればサインを使うチームもあります。
どちらが良いということはありません。
最終的に高いレベルで野球をやることを目標としているならば、小学生のうちからサインプレーに慣れることはメリットです。
【少年野球】サインの種類

- フラッシュサイン
- ブロックサイン
- ポイントサイン
少年野球で使われるサインは大きく分類すると3種類です。
高校野球やプロ野球は、もっと多くの種類が使われています。
フラッシュサイン
体の一部分を触る
特定の仕草をする
体の部位 | 行動 |
帽子のツバ | 足を組む |
耳 | 腕を組む |
ほほ | 帽子を取る |
耳 | 手を叩く |
口 | 言葉を発する |
あご | 椅子から立ち上がる |
肩 | スイングの真似をする |
肘 | 地面を蹴る |
手首 | ユニフォームの胸の文字を触る |
胸 | 手を組む |
ベルト | カウントを伝える |
フラッシュサインのメリットは、簡単で覚えやすいことです。
デメリットは、相手にバレやすいことです。
特定の仕草は、違和感のないものを選びましょう。
低学年や中学年が覚えるには、フラッシュサインが限界です。
ブロックサイン
体の中でキー(鍵)を決めて、キーの後に触った場所で決める
キー以外は、フラッシュサインと同様です。
ブロックサインのメリットは、キーを変えることがで相手にバレにくいことです。
デメリットは、子供が覚えれません。
キーを変えれば間違えやすいし、仕組みを理解できない子供も多いです。
ポイントサイン
体の一部分を何回触るかで決める
ポイントサインが1番おすすめです。
体の1カ所だけを見て数を数えればいいだけです。
デメリットはサインの種類が少なくなります。
しかし、フラッシュサインと組み合わせることで解決できます。
【少年野球】サインを出す人

サインを出す人は、チームによって様々です。
攻撃と守備では、サインを出す人が変わります。
- 監督
- キャッチャー
- ファースト
- セカンド
- ショート
- サード
サインを多く出すのは、監督とキャッチャーです。
ファースト、セカンド、ショート、サードは牽制球のサインくらいですね。
少年野球で監督が出すサイン
監督が出すサインは、攻撃のサインです。
チーム力が高いほど、多くのサインを作れます。
チーム力が低いチームは、多くのサインを作っても実行できないため逆効果です。
サインの種類 |
スクイズ |
バッティングスクイズ |
盗塁 |
エンドラン |
バント |
セーフティバント |
待て |
継続 |
ポイントサインとフラシュサインの一例です。
ポイントの場所・・・手首
回数 | サイン |
1回 | スクイズ |
2回 | スチール(盗塁) |
3回 | エンドラン |
4回 | バント |
仕草 | サイン |
足を組む | バッティングスクイズ |
手を組む | セーフティバント |
カウントのジェスチャー | 待て |
ユニフォームの胸の文字を触る | 継続 |
ポイントサインの触る回数は、4回が限界です。
それ以上に触ると不自然です。
バレたくないサインほど、触る回数を少なくしましょう。
少年野球でキャッチャーが出すサイン
キャッチャーが出すサインは、チーム力の高さによって違います。
- 配球
- バントシフト
- 牽制球
チーム力が高ければ、バントシフトや牽制球のサインを出せます。
この場合は、フラッシュサインで十分です。
配球のサインは、チーム力に関わらず必要になります。
しかし、相手にバレても大丈夫なんです。
なぜなら、配球のサインをバッターに伝える行為は禁止されているからです。
昔は当たり前のようにやっていましたが、現代では禁止されています。
少年野球で牽制球のサイン
牽制球のサインは、ポイントサインがおすすめです。
- 1塁牽制
- 投げる
どちらでもいい
- 2塁牽制
- ショートが入る
セカンドが入る
1,2塁で1塁牽制
- 3塁牽制
- 投げる
2,3塁で2塁牽制
サインのレパートリーはこれくらいですね。
1塁牽制は触った回数が奇数なら「投げる」偶数なら「投げない」とすると相手にはバレにくいです。
「どちらでもいい」はフラッシュサインの仕草で出しましょう。
1塁牽制は、ピッチャーのリズムを調整する意味もあります。
【少年野球】サインを見るタイミング

野球少年の中には、サインをいつ見るべきなのか悩む選手がいます。
1回表の先頭バッターでサインを見るべきなのか?
監督の方針もありますが、基本的には見なくても大丈夫です。
- 試合でサインを見るタイミング
- ランナーがいる時(2アウトでランナーが3塁にいる場合は例外)
原則、ランナーがいる場合はサインを見ます。
ランナーがいない場合は、見なくても大丈夫です。
初球から打ってもいいし、セーフティバントをしてもいいし、ピッチャーに球数を投げさせる作戦でもOKです。
【少年野球】サインを使うデメリット

少年野球は、「サインを間違えてはいけない」という気持ちからプレーに集中にできなくなる子供がいます。
サインが合ってるか不安な気持ちのままプレーすることで、自信のないプレーをしてしまいます。
サインミスで交代させられたり、怒鳴られるとトラウマになります。
- サインミスをしても怒らない
- サインミスをしても交代させない
選手がサインを間違えるのは、しっかりと教えられなかった指導者の責任です。
絶対に選手を責めるのはやめましょう。
【少年野球】サインの覚え方

- ランナー付きノックでサインプレーを練習する
- 練習試合でサインプレーを試してみる
- クイズ形式でサインの確認をする
サインを覚えるのが苦手な子も多いです。
短時間でも良いので、サインの確認をするようにしましょう。
子供はクイズが大好きです。
クイズ形式であれば、楽しくサインを覚えれるのでおすすめです。
練習試合で色々なサインを試してみましょう。
少年野球のサインに関するアンケート

サインに関するアンケートを野球少年100人に協力してもらったので紹介します。
はい | いいえ | |
---|---|---|
少年野球チームでサインは使ってる? | 82人 | 18人 |
「いいえ」と答えた人に質問です。
やってみたい | やりたくない | |
---|---|---|
サインを使ってみたい? | 8人 | 10人 |
「はい」と答えた人に質問です。
はい | いいえ | |
---|---|---|
サインプレーは好き? | 62人 | 20人 |
フラッシュサイン | ブロックサイン | ポイントサイン | その他 | |
---|---|---|---|---|
どんなサインを使っている? | 69人 | 10人 | 2人 | 1人 |
【少年野球】サインを使うとプレーの幅が広がる
この記事では、少年野球のサインについて解説しました。
少年野球のサインプレーは、賛否両論あります。
しかし、野球の基礎を学ぶという意味では必要です。
子供達もサインプレーには憧れています。
どんなことでも「やってみる」ことが大切です。
失敗しても良いです。
失敗しないことには、成長しません。
雨でグラウンドが使えない日は、座学がおすすめです。
こちらの記事で紹介していますので、参考にしてください。