【少年野球】やめるべき審判への抗議!逆効果である理由を元甲子園球児が徹底解説

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【少年野球】やめるべき審判への抗議!逆効果である理由を元甲子園球児が徹底解説
お父さん
お父さん

少年野球の試合は、審判の誤審が多いです。

保護者から審判への野次もあります。

子供達へ悪影響ではないんですかね?

今回は、こんな疑問にお答えいたします。

この記事を書く自分は、野球歴30年以上です。

高校時代には、甲子園にも出場しました。

親となってからは、少年野球のコーチを5年以上務めています。

実は、少年野球で審判に不満な態度をとる子が増えています。

なぜなら、プロ野球選手が審判に暴言を吐いたりするのも見ているからです。

しかし、プロ野球と少年野球は目的が違います。

審判を敵に回せば、試合の勝敗にも関係します。

審判への接遇を指導しているチームは少ないのも事実です。

背が低い野球選手は、人と同じことをしていてはダメです。

他のチームメイトよりも1歩踏み込んで野球に取り組みましょう。

その1つが審判への接遇です。

この記事では、少年野球の審判に対する考え方について解説します。

この記事を読めば、野球少年が人として、野球人として成長します。

審判への敬意の欠如が招く問題

子供達が不満な態度をする原因は大人にあります。

大人の言動を見て真似しているからです。

少年野球の目的は何でしょうか?

勝つことがすべてですか?

少年野球は、スポーツマンシップ、フェアプレーを学ぶ場です。

子供の頃に受けた指導は、野球選手として根付きます。

将来、国を背負って戦う選手になるかもしれません。

スポーツマンシップがない野球選手では恥ずかしいですよね。

野球以外でも同じです。

ずるい社会人は、いずれ干されます。

少年野球の審判に対する考え方

2023年、夏の神奈川県大会で横浜高校対慶応高校の試合は話題になりました。

審判の判定には賛否両論あり、社会問題に発展しました。

色々な考え方があるのは当然です。

しかし、子供達への悪影響は考えなければいけません。

審判へのクレームは、試合全体の空気を悪化させます。

楽しむはずの野球の試合が台無しです。

審判は神様

「審判は神様」この言葉はかつての名投手、沢村栄治選手の言葉です。

プロ野球の「沢村賞」というのは、沢村栄治選手に由来しています。

野球において審判の判定は絶対です。

プロ野球ではビデオ判定が導入されたため、ルールの範囲であればビデオ判定を要求することはできます。

しかし、高校野球、中学野球、少年野球ではビデオ判定の導入はないので審判の判定に従います。

監督やコーチ、保護者が判定に文句をつけるのは絶対にダメです。

審判の判定への抗議がOKなら野球の試合は成り立ちません。

ストライクゾーンに基準はありますが審判によって違うのが当たり前です。

極論を言えば、アウトとセーフの判定だって審判によって違います。

それも含めて「野球」です。

子供達への指導は次の事項を徹底させましょう。

  • 審判を敬うこと
  • 審判の判定には従うこと
  • 審判の判定に文句を言わないこと

審判はロボットではない

審判はロボットではなく人間です。

間違いもあれば感情だってあります。

試合以外のところで大変な努力をしてくれています。

それを理解しなければいけません。

逆に考えれば、そこをプラスに転換すればいいんです。

審判に応援されるチームを目指しましょう。

審判に応援されるチーム
礼儀正しい

全力疾走など見ていて気持ちが良い

最後まで諦めない

相手チームを敬っている

道具を大切にしている

大きな声で元気よく野球をしている

こんなチームは審判に好まれます。

判定には基準がありますが、微妙なラインは絶対に存在します。

「どっちともとれる」というプレーです。

審判の感情が左右されやすいのは事実です。

審判は平等に判定しますが、人間なので自然と気持ちが動くことだってあります。

自分にも経験があります。

審判だって間違えることはあります。

だって、人間だから。

今までにミスや失敗をしたことがない人間はいないでしょう。

人間は誰だって失敗やミスをします。

どんなにすごい人でも失敗はしています。

共通しているのは失敗をしたくてしているわけではないということです。

プロ野球のビデオ判定ではない限り、判定を簡単に訂正することはできません。

野球とはそういうスポーツです。

審判の判定に文句を言うよりも次のプレーを考えましょう。

不満が態度に出てしまえば、審判に悪い印象を与えるだけです。

審判の判定に意見がある場合
試合後に振り返りとして審判に意見を伝えるとともに判定の理由を確認する

審判とのコミュニケーションの取り方も社会勉強の1つです。

身近ではない大人と話す良い機会ではないでしょうか?

審判に分かりやすいプレーをする

判定するのは審判です。

審判に分かりやすいプレーをするのも大切な技術です。

審判に見えにくいプレーをしてしまえば、誤った判定をされても仕方ありません。

0.1秒を争うプレーもあります。

スピードと確実性を兼ね備えましょう。

試合展開や得失点差などを考慮して、どんなプレーが必要かを判断できるようになるのが理想です。

こちらの動画が非常に参考になります。

横浜高校の緒方選手は非常に上手い選手です。

恐らくプロ野球選手になるのは間違いないでしょう。

上手い選手ほどスピードが速く、審判には分かりずらいプレーとなります。

確実にアウトが欲しい場面では、スピードを犠牲にしてでもアウトを取るプレーも必要です。

審判の判定に関するアンケート

審判の判定に関するアンケートを野球少年100人に協力してもらったので紹介します。

はいいいえ
大人になったら審判をやってみたい?2人98人

「いいえ」と答えた人に質問です。

難しいから文句を言われるからプレーする方が楽しいからお金がもらえないから暑いから
審判をやりたくない理由は?53人38人3人3人1人

次の質問です。

はいいいえ
審判の判定に不満を感じたことがある?99人1人

「はい」と答えた人に質問です。

不満な態度をとった監督が抗議した保護者が抗議した文句を言った何もしなかった
審判に対してどうした?(複数回答可)74人10人16人5人23人
はいいいえ
審判の判定に従うように指導されている?10人89人

野球界では審判を目指す人が減少しています。

大きな課題です。

審判の判定が社会問題にまで発展していることが要因になっています。

ボランティアや低賃金であることも問題の1つではないでしょうか?

「審判は神様」この言葉を知らない人が非常に多いです。

今一度、審判を敬うことを指導するべきです。

その後に、ビデオ判定の導入等を検討するべきではないでしょうか?

審判があってこその野球です。

審判がいなければ野球の試合はできません。

審判の立場をもっと確立しなければ、目標とする人もいなくなります。

指導者や保護者が審判の判定に文句を言う行動は、絶対にあってはいけません。

子供は親の背中を見ています。

まとめ:背が低い野球選手は審判への接遇で差別化しよう

この記事では、審判への接遇について解説しました。

審判なくして野球の試合はできません。

審判を敬う気持ちは大切です。

背が低い野球選手は、他の選手と差別化できるチャンスです。

必ず誰かが見ています。

野球に精通した人が見れば、「おっ」と思うはずです。

保護者の方は、子供達に「勝つこと」だけではなく「フェアに戦うこと」の大切さを教えてください。

雨でグラウンドが使えない日には丁度良いのではないでしょうか?

普段の練習中に教えてあげれないことを伝えましょう。

審判への接遇を覚えれば、社会に出てからも役立ちます。

子供達が野球人として一回り大きくなるでしょう。

技術の上達にも繋がっていきます。

審判は神様です。

審判へ感謝の気持ちを伝える習慣を育みましょう。

他にもおすすめの座学があります。

こちらの記事で紹介していますので、参考にしていただければ幸いです。

【少年野球】強いチームが雨の日にこっそりやっている座学5選を元甲子園球児が徹底解説

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