【少年野球】背が低い選手の練習方法と生きる道はコレだ!元甲子園球児が徹底解説

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【少年野球】背が低い選手の練習方法と生きる道はコレだ!元甲子園球児が徹底解説
お父さん
お父さん

背が低い野球選手は不利ですか?

背が低い選手に向いている練習方法があれば教えて下さい。

息子にレギュラーを取らせてあげたいです!

今回は、こんな疑問にお答えいたします。

この記事を書く自分は、野球歴30年以上。

高校時代には、甲子園にも出場しました。

親となってからは、少年野球のコーチを5年以上務めています。

実は、背が低い野球選手で悩んでいる人は非常に多いです。

なぜなら、少年野球では背が低いことが圧倒的に不利だから。

しかし、背が低くてもレギュラーは諦めたくないですよね。

背が低くても、できることはたくさんあります。

そこで今回は、背が低い野球選手におすすめの練習方法と生きる道について紹介します。

本記事を参考にして、背が低くてもレギュラーを目指して練習しましょう。

野球が伸びる子の特徴についてまとめた記事はこちらです。

背が低い野球選手のバッティング

背が低い野球選手のよくあるNGなバッティング

背が低い選手は、一般的にはバッティングが不利です。

その理由は、体の大きさとパワーは比例するから。

昔から小柄な選手へのバッティングの指導は、「上から叩け」が主流でした。

この指導が原因で、悩む選手が多いです。

  • スイングが小さい
  • フォアボール狙いでファーストストライクを振らない
  • ダウンスイングでボールを叩きつける
  • 逆方向のゴロばかり打とうとする
  • 強く振らずに当てようとする

背が低い野球選手はバットを振る力を鍛える

小柄な選手でも、大きな選手に負けないバッティングはできます。

お手本は、オリックスの森選手やメジャーリーガーの吉田正尚選手です。

小柄であることを忘れさせるようなスイングが特徴ですよね。

バットを思いっきり振る練習をしましょう。

素振りを継続することで力がついてきます。

ライバルの2倍は素振りするように意識しましょう。

マスコットバットで素振りをするのも効果的です。

強く振れるようになれば、パンチ力がついてきます。

パンチ力があれば、背が低くてもホームランは打てます。

背が低い野球選手は積極的なバッティングを心掛ける

背が低い選手のメリットは、ストライクゾーンが小さいこと。

ピッチャーの立場からすれば、投げにくいものです。

そのため、フォアボールを狙ってバットを振ることに消極的な選手がいるのも事実。

バットを振らない選手ほど、ピッチャーにとって楽な相手はいません。

自分が狙っているボールは、積極的に振るようにしましょう。

大阪桐蔭高校の西谷監督がスカウトする時に見る点を知っていますか?

「ファーストストライクを振ることができるかどうか」です。

絶好球を簡単に見逃していたのでは、ヒットやホームランを打つことはできません。

背が低い選手は、相手ピッチャーから見下される傾向があります。

甘いボールが来たらガツンと打ってやりましょう。

背が低い野球選手は小技と選球眼を鍛える

バッティングは、打つだけではありません。

バントやエンドランなどの小技も立派な戦術です。

試合の勝負を左右する場面では、小柄な癖のある選手の方が嫌だと感じるピッチャーも多いです。

傷口に垂らすレモン汁のような選手になりましょう。

目指す選手像
甘いボールを投げればガツンと打つ

際どいボールには手を出さない

意表をついた小技

相手チームが嫌がる選手を目指しましょう。

背が低い野球選手はバッターボックスで工夫しよう

背が低い選手は、バットを振る力が弱い選手が多いですよね。

ピッチャーの球が速ければ、打ち返すことが難しいこともあります。

でも、諦めてはいけません。

必ず何かできることがあります。

工夫すること理由
バッターボックスバッターボックスの一番後ろのホームベース寄りに立つピッチャーとの距離をできるだけ長くする。
ホームベース寄りに立つことで、ピッチャーはデッドボールを気にして投げにくくなる。
バットの持ち方右手と左手の間を若干空けるピッチャーの球が速いとインパクトで負けてしまうが、若干空けることによりインパクトの力が倍増する。
バントセーフティーバント、ドラッグバント、プッシュバントを試みるサード前のセーフティーバントは相手にも読まれやすいが、ファースト前のドラッグバントやプッシュバントであれば意表をつくことができる
選球眼ボール球に手を出さない
ストライクはファールで逃げる
打ち返せなくてもいいです。
ストライクは徹底的にファールで逃げましょう。
ピッチャーとの根比べです。

相手バッテリーはどんなバッターが嫌?

SNSでどんなバッターが嫌かアンケートを取ったので紹介します。

少年野球でバッテリーをやっている50人が対象です。

票数嫌な選手理由
第1位40票粘りがすごい選手どんなボールを投げてもファールにされて最終的にフォアボールになってしまう。
体力もメンタルも疲れる。
第2位33票全力でバットを振る選手甘いボールを投げることができないので神経を使う
投げるのが怖くなる
第3位28票選球眼が良い選手際どいボールを振ってくれないので球数が多くなる
第4位19票打率が良い選手どこに投げても打たれそうな気がする
第5位8票背が低い選手ストライクゾーンが小さいので投げにくい

背が低くても、生きる道があるのが分かりますよね。

頭を使い、工夫して練習することが大切です。

背が低い野球選手の走塁はこれを意識しろ

小柄な選手は、「走塁」が生命線です。

走塁というのは「足が速いければ良い」ではありません。

いかに「野球を知っているか」がポイントです。

「野球を知る」とは、ルールはもちろんですが、試合で勝つための走塁術のことです。

  • ツーランスクイズ
  • タッチプレーの時には次の塁を狙う
  • ランナーにでたら外野の守備位置を確認
  • 試合前のシートノックで相手チームの守備力を確認
  • 試合前にグラウンドの状態を確認

みなさんは、できていますか?

当たり前のことを当たり前にやるのは難しいですよね。

ただ、そこを徹底するだけで差別化になり、レギュラーへの道が開けます。

共通することは、「常に先の塁を狙う姿勢」ということです。

そのための事前準備が大切です。

背が低い野球選手の守備はこれを意識しろ

小柄な野球少年が向いているポジションとNGなポジション

野球のポジションの中には、背が低くでも影響が少ないポジションと影響が大きいポジションがあります。

小柄な選手は、影響が少ないポジションをやることでライバルとの差はなくなるでしょう。

影響理由
ピッチャー小さい球速では不利であるも、投球術でカバーできる。コントロールを磨くことが必須条件。
キャッチャーややあり体格が大きい方がピッチャーが投げやすい。最近では小柄なキャッチャーが増えてきている。フットワークを磨くことが必須条件。
ファースト大きい野手からの送球が逸れた際に、背が低いとカバーできない。背が高い選手の方が圧倒的に有利。
セカンド小さい小柄選手でも問題ない。
内野手であればセカンドが第1候補になる。
サードややあり高いバウンドのゴロが来ると影響あり。
やるのであれば、声を出して元気印のような選手が理想。
ショートややあり高いバウンドのゴロが来ると影響あり。
内野の要であるため、強い肩と広い守備範囲は必須条件。
レフト小さいフライの捕球が上手ければ小柄でも大丈夫。
センター小さい小柄でも足が速ければ大丈夫。肩が強ければ、更に向いている。
プロ野球選手でも小柄なセンターは多い。
ライト小さい肩が強ければ大丈夫。
バッティングが良い選手なら小柄でもレギュラーになれる。

複数ポジションが当たり前になっているので、2つ以上挑戦すると試合に出る機会が増えます。

背が低い野球選手の弱点とよくある失敗例

  • 肩が弱い
  • 足が遅い
  • 高いバウンドのゴロに届かない
  • 頭上のライナーに届かない

肩の強さと足の速さは、身体の成長に比例します。

1番弱点となるのは、高い打球です。

ゴロにしてもライナーにしても、背の低さが顕著に出てしまいます。

背が低い野球選手が守備で勝つための対策

  • 打者の特徴を考えて守備位置を変更する
  • 守備の1歩目を大切にする
  • ジャンプ力を鍛える

打者のスイングとピッチャーの球速から判断して、どういう打球が来るのか予想しましょう。

事前に守備位置を調整することで、デメリットを補うことができます。

打球を予測する

打球を予想する判断(ショートを守っている場合で相手の打者は小柄な2番の左バッター)
地面は固いからボールが跳ねそうだな

足は速そうだからゴロは前に出ないとアウトにならなそうだな

ピッチャーの球は、まあまあ速いから振り遅れでショートゴロの高いバウンドが来そう

普段より少し前を守って1歩目を早く出せるように準備しよう

こんなことを考えながら守りましょう。

今までの経験を活かしながら予想します。

自分が出ていない試合や高校野球をじっくり見ることで予想の精度が上がります。

守備の1歩目

1歩目は、非常に大切です。

上手い選手と下手な選手の違いは、1歩目にあるといっても過言ではありません。

軟式ボール特有の高く跳ねる打球は特に。

1歩目が遅れると、1番跳ねた所で捕球することになり頭の上を越されます。

1歩目を鍛える練習
日頃のノックで意識する

守備の構えとスプリットステップで準備する

ジャンプ力を鍛える

背が低くても、ジャンプ力があれば補れるボールが増えます。

頭上のライナーは、守備位置だけでは対応できません。

ジャンプの仕方やタイミングをフリーバッティングの守備で練習しましょう。

背が低い野球選手が目指すべき選手は北海道日本ハムファイターズの奈良間大己

奈良間大己(ならまたいき)選手は、北海道日本ハムファイターズの内野手です。

出身は、静岡県菊川市で2022年のドラフト会議の第5位で指名されました。

身長172センチメートル、体重72キロとプロ野球の中では小柄な選手です。

高校時代は、静岡県の強豪、常葉菊川でキャプテンとして活躍しました。

高校3年時の夏の県予選では、打率8割を残し「静岡のジーター」として全国の野球ファンに名前が知れ渡りました。

チームとしても甲子園に出場し、ベスト16まで進出したのでご存じの方も多いのではないでしょうか?

甲子園1回戦でホームランを放ち、華麗な守備でも注目を浴び一躍プロ注目選手となりました。

日本代表にも選出され、中日の根尾選手や広島の小園選手と共に銅メダルに貢献。

高校卒業後は、強豪の立正大学へ進学し1年からレギュラーの座を掴んでいます。

4年時にはキャプテンを務め、大学時代も日本代表に選出されている選手です。

奈良間大己選手の生い立ち

奈良間大己選手は、小学校1年からスポーツ少年団で野球を始めています。

兄の影響で自然な流れで始めたそうです。

小学生時代は、絵に書いたような野球小僧で、暇さえあれば野球を楽しんでいる子供でした。

当時から運動神経は抜群で、学校の運動会やマラソン大会では大活躍していました。

小学生時代のポジションはショート。

チームの元気印として常に声を出し、チームを引っ張っていました。

中学生になると、硬式のシニアリーグでプレーします。

中学3年生時はキャッチャーとして活躍します。

抜群の野球センスを守備の要に置きたいと考えた監督がコンバートしたそうです。

高校では再びショートを守った奈良間選手だが、キャッチャーとしての経験が非常に大きいと話しています。

奈良間大己のプレースタイル

奈良間選手のプレースタイルは、一言で表すと「見ていて面白い選手」です。

面白いというのは、「何かやりそう」ということ。

結果は別として、何かにチャレンジしそうな雰囲気があります。

最も分かりやすい例を出すと、プロ入り後の最初の紅白戦でディレードスチールを成功させています。

アピールする立場であることは間違いないが、過去に何人の人がやったでしょう?

記録は残っていないが、たぶん初めてじゃないでしょうか?

そんな魅力があるのが奈良間大己選手です。

※2023年11月9日追記

奈良間選手の魅力が詰まった動画です。

体が小さくてもチームに必要な選手であることが分かります。

コメント欄を見ても、奈良間選手が多くのファンに支持されていますね。

奈良間大己のバッティング

奈良間選手のバッティングは、思いきりの良さが魅力です。

ファーストストライクからどんどん振っていきます。

ミート力があるのはもちろん、ツボにはまれば長打もあります。

  • 高校3年の夏の静岡県予選で打率8割を記録する
  • 甲子園の1回戦で内角低めのボールをバックスクリーンへ放り込む
  • プロ初安打がホームラン(千葉ロッテ戦)

奈良間大己の守備

奈良間選手の守備は、華麗なフットワークが魅力です。

決して肩が強いわけではないが、軽い身のこなしで見ごたえのある守備を披露します。

立正大学で1年からレギュラーの座を掴んだのも守備力を評価されています。

本職はショートだが、セカンドやサードも問題なくこなすことができます。

奈良間大己の走塁

奈良間選手の走塁は、何といっても積極性が魅力です。

常に先の塁を狙う姿勢があります。

相手バッテリーにとって、嫌なランナーであることは間違いありません。

奈良間大己の人間性

奈良間選手は、小・中・高・大学とずっとキャプテンをやってきました。

周りを引っ張っていく力があるからです。

人を魅了する力があります。

自分が1番好きなのは、ドラフト会議で指名された時のリアクションです。

正直な話、ドラフト前の予想ではもっと上位で指名される可能性が高い状況でした。

しかし、なかなか名前が呼ばれず、奈良間選手にとっては予想よりも低い順位での指名だったと思います。

人によっては、悔しがる選手もいるでしょう。

しかし、奈良間選手は何度も何度も拳を上げて大喜びしました。

どれだけプロ野球手になりたかったのかがよく分かります。

こんだけ喜んでくれると指名した日本ハムファイターズも、見守っていた仲間や学校関係者も非常に嬉しい気持ちになったことでしょう。

自分と同じように「絶対に応援したいな」というファンも増えたのではないでしょうか?

背が低いプロ野球選手はどうやってプロになった!!?

東京ヤクルトスワローズ 石川雅規

石川投手は、ヤクルトスワローズの左のエース格です。

長年にわたり活躍しているベテラン投手。

名球会入りの目安となる200勝も目前となっている一流選手です。

そんな石川投手の身長は167センチ。

石川投手は、秋田県出身で小学生の頃から背が低く中学1年で136センチでした。

身長はコンプレックスでしたが、牛乳は嫌いだったそうです。

中学時代は、部活の軟式野球でプレーしていました。

ごく普通のピッチャーで決して目立つ選手ではありませんでした。

中学時代は、成長期で3年間に20センチ伸びました。

高校は古豪の秋田商業へ進学し、甲子園にも出場しています。

しかし、高校時代も決して目立つ選手ではなかったそうです。

では、どうやってプロ野球選手になったのか・・・。

石川選手は、「大きな選手に負けたくない」という反骨心の塊です。

背が低いことをコンプレックスに感じているからこそ。

その反骨心を負けん気に変え、野球に取り組んできた結果がプロ野球選手にまでたどり着いています。

  • 素直
  • 「どうやったらこの体で通用するだろう?」と自分で考える習慣があった
  • 人と比べるよりも自分との闘い
  • アドバイスを噛み砕いて吸収

石川投手の記事の中で、印象深い2つの言葉がありました。

  1. 壁を超えれなければ穴をあければいい
  2. 実るほど頭を垂れる稲穂かな

石川投手が自分で考えて、野球に取り組んでいるのかを象徴する言葉ですね。

普通の人は、壁を超えれないことを身長のせいにして断念してしまいます。

それに対し、石川投手の発想は「穴をあける」

背が低いからこその発想力ですね。

現在、石川投手はヤクルトスワローズ投手陣の精神的支柱として、若手選手にアドバイスを送る立場です。

石川投手は、若手選手からすごく慕われています。

威張ることなく、親身になって若手選手に接しているからです。

石川投手のように反骨心を持って野球に取り組めば、良い結果がついてくるでしょう。

東北楽天イーグルス 美馬学

美馬投手は、東北楽天ゴールデンイーグルスの右のエース格として活躍しているベテラン投手です。

プロ入りは千葉ロッテマリーンズでした。

美馬投手の売りは何といってもコントロール。

そのコントロールは、幼少期の「壁当て」で身に付いたものです。

美馬投手の身長は169センチ。

美馬投手は小学校、中学校と軟式野球でプレーしていました。

中学1年で140センチ、中学3年で160センチでしたが、身長を気にしたことはなかったそうです。

しかし、高校でもほとんど伸びず165センチ、この頃から身長にコンプレックスを感じるようになりました。

美馬投手は、身長の低さが気にならないくらいのピッチャーを目指すことを決めました。

  • この身長で良かったと思いたい
  • 野球が上手くなりたかった
  • どうやったら上手くなるか自分で考えた

背が低い選手が美馬投手のようになるためには、周囲の環境も大切です。

  • 「フォアボールを狙え」のような可能性を潰す指導をしない
  • その子供に合わせた指導をする
最終的に野球が伸びる子の特徴
努力を惜しまない強い気持ちがある

野球が好きで自分から練習をする

東京ヤクルトスワローズ 小川泰弘

小川投手は、ヤクルトスワローズの右のエース格として活躍している投手です。

小川投手の身長は、171センチ。

小川投手は、早熟タイプで学生時代は決して小柄ではありませんでした。

小学6年で155センチ、中学3年で167センチ、高校で171センチでした。

高校時代からプロ野球選手を目指していたが、周りからは「その身長では無理だ」と言われることが多かったそうです。

しかし、「絶対に見返してやる」と諦めたことは1度もありませんでした。

小川投手は身長がハンデだと思ったことは1度もないそうです。

  • 常にしっかり準備して臨むことが大切
  • 地道に積み重ねていくことが大切
  • この身長だからより一層頑張らないといけない
  • 結果としてこの身長で良かったと思いたい
  • 工夫しだいで力はつけることができる
  • 必ず道は開ける

小川投手は、小柄であることに悲観することなく努力しました。

「生まれ持った体をどう活かすのか」を考え、プロ野球選手の道をこじ開けました。

小川投手の記事の中で、印象深い4つの言葉があったので紹介します。

  1. 野球は身長でやるものではない
  2. 与えられたものをどう活かすかが大切
  3. 桜梅桃李(おうばいとうり)
  4. 自らの体を動かすのは自らの心

小川投手は、非常に気持ちが強い選手です。

喜怒哀楽を出すことなく、不動の心でバッターと対戦しています。

③の桜梅桃李とは、「そうぞれの良さがある」という意味です。

体が大きい選手も小さい選手もそれぞれの良さがあります。

自分らしく個性を輝かせながらベスト尽くすことが大切ですね。

オリックスバファローズ 宮城大弥

宮城投手は、オリックスバファローズの左のエース格として活躍している若手投手です。

宮城投手の身長は、171センチ。

宮城投手は、早熟タイプで小学生時代は大柄な子供でした。

小学6年で165センチ、高校で171センチです。

高校時代は、沖縄の名門である興南高校で甲子園に出場しています。

宮城投手は、非常に負けず嫌いの人間です。

その理由は、幼少期の家庭環境によるものでしょう。

メディアに取り上げられることも多いので、ご存じの方も多いのではないでしょうか?

宮城投手は、小柄であることにコンプレックスを感じたことはないそうです。

むしろ、利点を感じていると話しています。

宮城投手の考え方
大きな人にはない特徴を出すことが大切

小柄の方が小回りはしやすいので体のキレは出しやすい

自分に合った体の使い方を見つけることが大切

宮城投手がプロ野球選手になれたのは、野球に取り組む姿勢が大きいです。

幼少期の宮城投手を指導した方の宮城投手のイメージはこちら。

  • 本当に野球が好きで誰よりも野球を楽しんでいた
  • 練習は決して手を抜かない性格だった
  • 練習を休んだ記憶はまったくない
  • 遠投を多くやって肩が強くなった
  • 1球1球に対して誰よりも真剣に向き合っていた

宮城投手は、本当の野球小僧ですね。

「野球が楽しい、野球が好き」この気持ちが1番大切だと改めて感じます。

埼玉西武ライオンズ 平良海馬

平良投手は、埼玉西武ライオンズセットアッパーとして活躍している投手です。

平良投手の身長は、173センチ。

平良投手は、早熟タイプで小学生時代は小柄ではありませんでした。

中学1年で150センチ、中学3年で170センチ、高校3年で173センチです。

高校時代は、沖縄の八重山商工でプレーするも甲子園には出場していません。

平良投手は、高校生くらいから背が伸びなくなりました。

平良投手の発想
背が伸びなければ体重を増やせばいい

速さ×重さ=パワー

平良選手は、高校生からウエイトトレーニングを始め、150キロ近いスピードボールを投げるようになるまで成長しました。

食事は、1日に5食だったそうです。

平良投手は、幼少期から学生時代の環境が今の活躍に繋がっていると話しています。

小学生時代
野球をやらされている感じは全然なかった

野球が楽しくて1日中やっていた

野球で勝つこと、上手くなることは2番目、3番目で1番は野球を好きになることだと指導を受けた
高校時代
弱小チームだったが肩や肘のことを考えると酷使しなかったのは良かった

色んなことを試して自分に何が合うのか挑戦させてもらった

平良投手は、子供達の可能性を広げることの必要性を訴えています。

「背が低いからピッチャーは無理だ」と決めつけるのではなく、色々なポジションをやって可能性を広げることが大切です。

指導者は、その子が持っている良い部分を見つけてあげることが重要でしょう。

横浜DeNAベイスターズ 宮崎敏郎

宮崎選手は、横浜DeNAベイスターズの中心選手です。

独特のバッティングホームで高打率と長打が魅力の好打者。

そんな宮崎選手の身長は、172センチ。

宮崎選手は小学6年で148センチ、中学3年で167センチ、高校で171センチと決して小柄な幼少期ではありませんでした。

宮崎選手は、小学生から硬式のチームでプレーしていました。

宮崎選手は、このチームの指導者に感謝しています。

  • あれこれ決めつけるのではなく自分の好きなようにさせてくれた
  • 伸び伸びとプレーできて野球が楽しかった
  • 型にはめないことが子供達の伸びしろになる

高校で身長が止まってからも、特に気にすることはなかったそうです。

「人よりもボールを遠くに飛ばしたい、速いボールを投げたい」その一心でどうすればいいか?を常に考えて工夫していました。

  • 大きな選手に負けないパワーをつけるように重いバットで素振りをした
  • 自分で決めたことを毎日続けた
  • 人の試合を集中して見た

子供達を型にはめない指導は、野球人口減少の対策にもなります。

子供達の可能性を引き出すきっかけにもなるでしょう。

オリックスバファローズ 森友哉

森選手は、オリックスバファローズの正捕手兼中心打者です。

プロ入りは埼玉西武ライオンズ、FA宣言によりオリックスバファローズへ移籍しました。

森選手の売りは何といってもバッティングですよね。

プロ野球選手でも有数の天才打者といわれています。

パワフルなスイングで、長打力が魅力の選手です。

森選手の身長は170センチ。

小学生時代はどちらかと言えば大柄な選手でしたが、中学で身長は止まったそうです。

しかし、身長をハンデだと思ったことは1度もないと話しています。

  • 身長に関係ない自分の武器を見つければいい
  • 背が低いなら低いなりのやり方がある
  • どう考えてどう工夫するかが大切

森選手は、「圧倒的なパワー」という武器を見つけています。

重いバットの素振りでパワーをつけ、あの豪快なスイングが生まれました。

小柄であるがゆえの利点を天才的な内角打ちに生かしています。

森選手の小学生時代の有名な話を知っていますか?

4打席連続ホームランの次の5打席目で凡退した時、すごく悔しがっていたそうです。

貪欲な上を目指す気持ちがプロ野球選手、森友哉を誕生させたのでしょう。

読売ジャイアンツ 浅野翔吾

浅野選手は、読売ジャイアンツの期待の若手選手です。

2022年のドラフト第1位。

香川、高松商業で甲子園での大活躍は記憶に新しいところではなでしょうか。

浅野選手の身長は、171センチです。

浅野選手は早熟タイプで学生時代は決して小柄ではありませんでした。

中学1年で167センチ。

高校で身長が止まった浅野選手だが、ネガティブに考えたことはないそうです。

  • ストライクゾーンが狭くなって打者には有利
  • 体が小さいことで甘いボールがくればラッキー

高校からはウエイトトレーニングも取り入れ、豪快なスイングを手に入れました。

ドラフト後のインタビューでも「背が小さい野球少年に夢を与えられる選手になりたい」と答えています。

浅野選手の理念
体が小さくてもホームランバッターになれる

体のサイズは関係ない

必ず生きる道がある

背が低くても低いなりのやり方がある

選手名石川雅規美馬学小川泰弘宮城大弥平良海馬
身長167169171171173
成長期晩熟晩熟早熟早熟早熟
軟式・硬式軟式軟式軟式硬式硬式
身長に対する思い反骨心
対策を自分で考えて工夫
反骨心
対策を自分で考えて工夫
反骨心
小柄をどう生かすか
反骨心
小柄のメリットを生かす
パワーがあれば身長は関係ない
選手名宮崎敏郎森友哉浅野翔吾
身長172170171
成長期早熟早熟早熟
軟式・硬式硬式軟式軟式
身長に対する思い反骨心
対策を自分で考えて工夫
自分で決めたことを毎日続ける
反骨心
身長に関係ない自分の武器を見つける
低いなら低いなりのやり方がある
反骨心
体のサイズは関係ない
必ず生きる道がある

背が低い選手の野球に取り組む姿勢

背が低いと不利であることは事実です。

しかし、悲観することはありません。

やれることは、たくさんあります。

「野球に取り組む姿勢」もその1つです。

徹底することができれば、周りとの差別化になります。

  1. グラウンド内では全力疾走
  2. 道具を大切に扱う
  3. 精神的支柱

グラウンド内では全力疾走

高知県の土佐高校が有名です。

最近は少し低迷していますが、甲子園にも出場している強豪校ですよね。

周りから応援されるチームです。

チームとして徹底できなくても個人で継続すればチーム内では目立ち、試合に出れるチャンスが増えるでしょう。

道具を大切に扱う

道具の扱い方を見れば、上手い選手か下手な選手かが分かります。

例えば、フォアボールの際のバットの置き方です。

弱いチームは、バットをネクストバッターサークルへ投げて1塁へ走ります。

強いチームは、バットをその場に置いてから1塁へ走ります。

静岡県の強豪、掛川西高校をご存じでしょうか?

第106回の夏の甲子園に出場します。

掛川西高校野球部は、道具を大切に扱う指導が徹底されています。

フォアボールで出塁する際は、片膝を地面に付き、両手でバットを地面に置きます。

まるで刀を置くように。

一度見て頂きたいです。

バットを置く映像はありませんが、掛川西高校の魅力が十分に伝わる映像はこちらです。

精神的支柱

チームに欠かせない選手とは、技術が上手い選手だけではありません。

  • リーダーシップがあってチームを鼓舞するような選手
  • チーム内で誰よりも声を出すことが出来る選手
  • ピッチャーのリズムが悪い時にタイムをかけて流れを変える洞察力がある選手
  • チーム内で誰よりもガッツがあるプレーを出来る選手

監督やコーチから頼りにされる選手は必要です。

背が低いのはデメリットではなく「個性」

この記事では、背が低い野球少年の練習方法と生きる道について解説しました。

野球は、身長でやるものではありません。

背が低くても生きる道があります。

しかし、背が高くなればプレースタイルの幅が広がることは確かです。

小学生の間から体作りとは向き合っていく必要があります。

体を大きくするのはサプリメントがおすすめです。

我が家の息子達も効果が出ています。

手遅れになって、後悔してからでは遅いです。

できることを、できるうちにやりましょう。

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