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息子が少年野球をやっていますが、どのポジションが向いているのか分かりません。
やっぱり適性ってありますよね?
「どのポジションが向いているのか分からない・・・。」と悩んでいませんか?
最近は複数ポジションが主流ですよね。
試合に出るチャンスが増えるし、視野が広くなるのでメリットが多い。
しかし、適性があるポジションの方が上達が早いのは事実です。
この記事を読めば、ポジションの決め方と適正が分かります。
【少年野球】上達しないのはなぜ?上手くなるコツとサポート方法を元甲子園球児が徹底解説
ポジションの決め方
原則はやりたいポジションをやるべき
複数ポジションに挑戦
ポジション決めのポイントはコミュニケーション
重要なポジションはセンターライン
少年野球のポジションの適性
ポジション | 適正 | 小柄な選手 | 目標とすべき小柄な選手 | 守備の重要度(少年野球) |
---|---|---|---|---|
ピッチャー | 肩が強い コントロールがいい 気が強い 身体が強い | (4.0 / 5.0) | ヤクルトスワローズ 石川雅規 167センチ | (5.0 / 5.0) |
キャッチャー | 肩が強い ボールを怖がらない 声が大きい リーダーシップがある | (4.0 / 5.0) | ソフトバンクホークス 甲斐拓也 170センチ | (4.5 / 5.0) |
ファースト | ボールを捕るのが上手い 背が高い 身体が柔らかい ボールを怖がらない | (2.0 / 5.0) | 楽天イーグルス 鈴木大地 175センチ | (4.0 / 5.0) |
セカンド | 肩が弱い 野球が好き 身体が小さい | (5.0 / 5.0) | 広島カープ 菊池涼介 171センチ | (2.0 / 5.0) |
サード | ボールを怖がらない ゴロ捕球が上手い 元気がある | (4.0 / 5.0) | 横浜ベイスターズ 宮崎敏郎 172センチ | (4.5 / 5.0) |
ショート | 足が速い 元気がある 肩が強い | (4.0 / 5.0) | 読売ジャイアンツ 門脇誠 171センチ | (4.5 / 5.0) |
レフト | フライ捕球が上手い | (4.5 / 5.0) | レッドソックス 吉田正尚 173センチ | (3.0 / 5.0) |
センター | 足が速い 肩が強い 元気がある フライ捕球が上手い | (5.0 / 5.0) | 阪神タイガース 近本光司 171センチ | (4.5 / 5.0) |
ライト | 肩が強い ゴロ捕球が上手い | (4.0 / 5.0) | 読売ジャイアンツ 浅野翔吾 171センチ | (3.5 / 5.0) |
ピッチャー
ピッチャーは野球で1番重要なポジションです。
少年野球もプロ野球も変わりません。
特にコントロールが大切です。
ストライクが入らないと野球の試合が成立しないからです。
チーム内でもトップクラスに上手い選手から選びましょう。
投げ過ぎによる肩や肘の故障には注意が必要です。
小柄な選手でも十分に通用します。
キャッチャー
キャッチャーは守備の要。
投球を捕球する技術が最低限必要です。
ボールを怖がらない選手が向いています。
リーダーシップがあり、声が大きい選手が良いでしょう。
キャプテンを務めるような選手が理想です。
昔は、大柄なキャッチャーが多かったですが、現代では小柄なキャッチャーが増えています。
体格よりも肩の強さが重要です。
ファースト
内野からの送球を捕球できるのが絶対条件。
背が高く身体が柔らかい選手が理想です。
ショートバウンドの捕球が上手ければ、チーム力のアップに繋がります。
小柄な選手が1番難しいポジションです。
内野手からの送球が逸れた場合に影響が大きいから。
プロ野球でも、小柄な選手は非常に少ないです。
セカンド
重要なポジションですが、少年野球においては妥協できるポジションの1つ。
ファーストまでの距離が短く、ボールが飛んでくる確率は低いからです。
身体が小さい選手や肩が弱い選手が向いています。
ダブルプレーや牽制球など頭を使うプレーが多いです。
野球を良く知っている選手が理想です。
「小柄な選手といえばセカンド」というくらい適性があります。
しかし、最近のプロ野球では大柄なセカンドが増えているのが特徴です。
サード
内野で最も多くの打球が飛んでくるポジションです。
バッターからの距離が近いので速い打球も飛んできます。
ボールを怖がらないことが必須です。
チーム内でもトップクラスに上手い選手を起用しましょう。
エラーしても気持ちで負けない選手が理想です。
ショート
内野の要といわれるポジションです。
多くのプレーに関わります。
ピッチャーと兼務して守ることが多いです。
野球センスがある選手が向いています。
リーダーシップがあるとベスト。
守備範囲と肩があれば通用します。
レフト
セカンドの次に妥協できるポジションです。
フライ捕球が上手い選手が向いています。
ショートとセンターがカバーできるので、選手層が薄いチームは妥協しましょう。
外野手は、内野手ほど適性を意識しなくても良いでしょう。
センター
外野の要。
足が速くて肩が強い選手が理想です。
レフト、ライトのカバーができる選手を起用しましょう。
センターゴロをできる肩があるとチーム力がアップします。
足が速くて肩が強ければ十分に通用します。
ライト
少年野球は、ライトゴロが必須です。
ライトの実力で勝敗が決まる試合も多々あります。
レフトよりもライトの方が重要です。
肩が強いのが理想ですね。
少年野球のポジションについてアンケート
SNSで野球少年100人にポジションについてアンケート取ったので結果を紹介します。
野球少年に人気があるポジションランキング
第1位 | ショート | 32票 |
第2位 | ピッチャー | 22票 |
第3位 | キャッチャー | 20票 |
第4位 | サード | 13票 |
第5位 | センター | 6票 |
少年野球の試合で打球がよく飛んでくるランキング
第1位 | サード | 48票 |
第2位 | ショート | 22票 |
第3位 | ピッチャー | 10票 |
第4位 | ファースト | 8票 |
第5位 | センター | 7票 |
少年野球の実態調査
YES | NO | |
---|---|---|
希望するポジションはできてますか? | 47票 | 53票 |
複数ポジション制に賛成ですか? | 99票 | 1票 |
自分に向いているポジションは分かりますか? | 87票 | 13票 |
ポジション決めでトラブルになったことはありますか? | 24票 | 76票 |
少年野球に複数ポジションは必要?
少年野球において、複数のポジションをこなせることは重要です。
選手が必ずしも自分の得意なポジションでプレーできるわけではありません。
複数のポジションをこなせる選手は、チームの柔軟性を高めます。
試合に出るチャンスが増えることは、大きなメリットです。
新しいチームに変わった時などポジションが変わることはよくあります。
固定のポジションのみでは自分の野球人生が短くなります。
違うポジションの動きが分かれば連携プレーが上達するでしょう。
少年野球のポジション決めで実際にあったトラブル事例
自分がコーチを務めたチームで実際にあったトラブルを紹介します。
トラブルの原因になったのは、大親友のA君とB君です。
A君とB君の希望するポジションはピッチャー。
A君は野球センスがあり、ピッチャーの適性がありました。
B君はコントロールが悪く、ピッチャーの適正はありませんでした。
5年生までは2人ともピッチャー。
しかし、6年生になるタイミングで、B君は外野へコンバート。
A君はチームのエースになりました。
B君はピッチャーに強いこだわりがあり、野球への情熱がなくなってしまった。
監督の意向は強く、考えは変わりません。
B君の親も相談に来ましたが、監督の考えは変わりません。
A君の親も頑なに拒む監督に不信感を持ちました。
B君は、チームを移籍することになりました。
大親友のA君も一緒に移籍しました。
エースピッチャーがいなくなったチームが弱くなったのは言うまでもありません。
監督はA君とB君に戻ってくるようにお願いしましたが時すでに遅しでした。
B君の気持ちを尊重していれば、こんなトラブルは起こらなかったでしょう。
B君に説明し、B君が納得した形でコンバートしていれば違った結果になったはずです。
ポジションを決める際は、コミュニケーションがとても重要であることを再認識しました。
まとめ
この記事では、少年野球のポジションの決め方と適性について解説しました。
野球には9つのポジションがあり、適性は様々です。
ポジションの適性を知ることによって、自分に足りないことも分かります。
小学生のうちは、色々なポジションを経験することをおすすめします。
本人が1番面白いと感じたポジションが適正あるポジションです。
野球を楽しみましょう。
1番楽しんだ人が1番上手くなります。
つまり、楽しんだもの勝ちです。
ポジションの適性を理解して、目標を持って練習に取り組みましょう。
このような座学を指導するのは、雨でグラウンドが使えない日にやると効率的です。