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少年野球に取り組む子どもたちにとって「冬場の過ごし方」は、春からのシーズンを大きく左右する重要な期間です。
気温が下がり、グラウンドでの練習時間も短くなる冬は「練習量が減ってしまうから仕方ない」と考えがちですが、実はここで努力を重ねるかどうかで、春先の体つきやプレーの質が大きく変わります。
この記事では、冬の自主トレにおすすめのメニューを紹介しつつ、「なぜ冬に頑張ることが重要なのか」を解説します。
親御さんも一緒にサポートしやすい工夫も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

冬場の自主トレが大切な理由

1. 練習量が減るからこそ差がつく
冬は日が短く、グラウンドも凍結したりグラウンド使用時間が制限されたりします。
そのため、チーム練習の時間も必然的に減ります。
しかし、試合がない時期だからこそ「個人の課題に向き合う時間」を確保できるのが冬の強みです。
2. 体づくりのゴールデンタイム
小学生〜中学生は成長期の真っただ中。
この時期に筋肉や体幹をバランスよく鍛えることで、将来ケガに強い体をつくることができます。
特に冬場は走り込みや基礎的な体力づくりに集中できるため、「土台づくり」に最適です。
3. 春先の「見た目」と「動き」が変わる
冬にコツコツ努力してきた子は、春になると一目で「体が引き締まっている」「動きがキレている」と分かります。
逆に冬をだらだら過ごしてしまうと、春先に動きが鈍く、試合で実力を発揮できないことも。
努力の差が如実に現れるのが冬なのです。
家でできる冬場の自主トレメニュー

1. ランニング・持久走
内容 | 週に2〜3回、20〜30分のジョギング |
目的 | 基礎体力、持久力の向上 |
工夫 | 親子で一緒に走ったり、音楽を聴きながら走ると継続しやすい |
冬は持久力を伸ばすチャンス。
長距離を走ることで心肺機能が強くなり、夏場の試合でもバテにくくなります。
道具を必要としないので、誰でも今すぐできますよ。
野球のレベルが高くなってくると、最後は体力勝負になります。
2. 体幹トレーニング
プランク | 30秒〜1分×3セット |
サイドプランク | 左右30秒×2セット |
バードドッグ | 左右交互に20回 |
体幹を鍛えると、投げる・打つ・走る全ての動作を安定させることができます。
子どもは筋トレで重いダンベルを扱う必要はなく、体幹を鍛えるだけで十分。
安定したフォームにつながり、ケガの予防にもなります。
3. 柔軟・ストレッチ
柔軟性が高い選手はケガをしにくく、スイングや投球動作もスムーズです。
冬に固まった体をほぐす習慣をつけましょう。
ストレッチは、継続してやることに意味があります。
- お風呂上がりにやると筋肉が伸びやすい
- 股関節や肩回りを重点的に柔らかくする
4. バッティング素振り
内容 | 毎日50〜100スイング |
目的 | フォームの定着、筋力強化 |
工夫 | 鏡の前でフォームチェック、動画を撮って改善 |
素振りは「ただ振る」だけでは意味がありません。
フォームを意識しながら丁寧に繰り返すことで、春先に打撃力アップにつながります。
5. シャドーピッチング
内容 | 1日10〜20球、ゆっくりフォームを確認しながら |
目的 | 投球フォームの改善、バランス感覚の向上 |
工夫 | 壁や鏡を利用し、リリースポイントを意識する |
冬場は投げ込みすぎると肘・肩を痛めやすいため、シャドーピッチングでフォーム固めがおすすめです。
鏡の前でフォームをチェックしながらやりましょう。
動画撮影して客観的に見るのもおすすめです。
6. 縄跳び
内容 | 前跳び100回、二重跳び50回、片足跳びなど |
目的 | 下半身強化、リズム感・瞬発力の向上 |
プロ野球選手も子どもの頃は縄跳びを習慣にしていた人が多いです。
ジャンプ力・リズム感・持久力をバランスよく鍛えられます。
縄跳びは、色々なスポーツの自主トレに用いられる万能トレーニングです。
意外な効果を感じることができるでしょう。
7. 雪国なら雪上トレーニング
雪が積もる地域では「雪かき」や「雪上ダッシュ」がトレーニングになります。
足腰が強くなり、楽しみながら鍛えられるので一石二鳥です。
雪が降らない地域の方は、海岸でのトレーニングがおすすめです。
モチベーションを維持する工夫

1. 目標を紙に書いて見える場所に貼る
「春までに50m走を〇秒台にしたい」「素振りを1万回する」など具体的な目標があると続けやすいです。
逆に、目標がないトレーニングは意味がありません。
2. 親が一緒にやる
子ども一人では続けるのが難しいもの。
親が一緒に走ったり、回数を数えてあげることで習慣化しやすくなります。
3. 記録をつける
カレンダーに練習内容を記録すると、達成感が得られます。
アプリやノートを使ってもOKです。
食事と休養もトレーニングの一部

冬場に体を大きくするためには、食事と睡眠も重要です。
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食事のポイント
- 朝食をしっかり食べる
- タンパク質(肉・魚・卵・豆腐)を毎食意識
- 野菜・果物でビタミンを摂取
- 間食にはおにぎりやバナナがおすすめ
休養のポイント
- 成長ホルモンが出る22時〜2時に熟睡できるよう、早寝早起きを心がける
- 練習後は必ずストレッチで体をリセット
春に訪れた変化

迎えた春の大会。
息子は明らかに動きが良く、監督から「この冬、よく頑張ったな」と声をかけられました。
- 守備では動きにキレが出てエラーが減った
- 打撃では力強いスイングができるようになった
- 長い試合でも最後まで走り切れる体力がついた
親としても「冬に頑張ったことが報われた」と感じ、息子の自信に満ちた表情を見て心から嬉しくなりました。
まとめ|冬場の努力が春の結果を決める
冬は「試合がないから休んでもいい時期」ではなく、「春に一気に成長するための準備期間」です。
- 基礎体力を養う
- 柔軟性を高める
- 正しいフォームを固める
- 親子で一緒に習慣化する
この積み重ねが、春先に「去年の自分よりも強くなった!」と実感できる瞬間につながります。
冬に努力した子は、必ず春にその成果を発揮します。
小学生の今だからこそ、無理のない範囲で楽しく続けていきましょう。
レギュラーになるためには、今がチャンスです。